海龍のつぶやき - Mumbles by the SeaDragon - (ダイビング編)

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ボロカサゴ属の仲間 雑学

ボロカサゴの仲間はウキブクロがないらしい。 だからミノカサゴのように中空で華麗にホバーリングなどという芸当はできないで、海底付近にじっとしている。 移動も泳ぐと言うには程遠く、月面遊歩の宇宙飛行士のように(と言うよりもそれ以下か?)軽くジャンプして動くという感じだ。(這っているというのともちょっと違う)

 で、,物陰に隠れ、イザリウオのようにスポンジや海藻類、ウミシダなどに擬態して身を潜めている。そして近づいてきたテンジクダイ類やスズメダイ類などをパックンと食しているのだ。

 ボロカサゴに限らず、カサゴの仲間はみんなかなりでっかい口をもっている。 全開すると自分の頭くらいは入りそうだ。 捕食するときは文字通り、一飲みといった具合でその時の瞬間動作の速さは唖然とするくらい素早い。 まぁそうでなければ泳いでいる魚を捕食することは不可能なのであろうが・・・

  属名のRhino-pias突出して上に曲っている吻の形状に由来する色彩や形態には変異が多く,皮弁がフィラメント状に伸びるものもいる。 この皮弁や全体の色彩はその種類の擬態する相手の状況により、同一個体でも変化するらしい。 また「脱皮」することが知られ,古い表皮が剥がれ落ちる。 ということは 脱皮するたびに皮弁の形も変化するらしいということだ。



 上の左右2つの写真だが、 この手のことは潜ってちょこっと観察したり写真をとったりするダイバーよりも水槽でじっくり観察しているアクアリストの方が詳しいだろうと アクアリスト系のWebをながしていて見つけたもの。

 実はこの2つは同じ個体なのだそうだ。 右が購入当初で左が現在の状況だと言う。 筆者によると撮影環境は同一にしてあるということだ。 照明方法を変えたら色が変わったという。 皮弁が少し少なくなってすっきりしたように見えるが、筆者は餌が少なかったからかと考えているらしい。

 このように同一個体でも環境で色が変わるのは海龍もタツノオトシゴで何度も経験している。 せっかく赤いのを買ってきたのに数日後には黄色になっているとか、茶色になってしまったとか。

 さて このボロカサゴの仲間であるが 日本ではアクアリウム店で4万円?8万円程度の価格で販売されているらしい高級魚なのだ。 それでも独特の形態と色彩のすばらしさからマニアの中では結構人気があるらしい。




上の3枚の写真は アクアリウム・ショップで販売されていたらしいボロカサゴのカラー・バリエーションだが、これだけ綺麗だと何万円もの値で流通するのもうなずける。 まあ、貧乏人の海龍には縁のないお話ですけど・・・



★ボロカサゴ属シリーズ★

ボロカサゴ属 (Rhinopias) との出会い (レンベ海峡 ビトン)
ボロカサゴ属の仲間たち
ボロカサゴ属の仲間 雑学
レンベ海峡のボロカサゴの仲間の正体は?
それでも何か釈然としないボロカサゴの同定
8つめの種類にしてしまえ?!

Rhinopias frondosa と Rhinopias eschmeyeri  (from Lfe at the Edge of Reef)




[2007/01/12 記]  

テーマ:海水魚 - ジャンル:ペット

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