海龍のつぶやき - Mumbles by the SeaDragon - (ダイビング編)

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アンボン遠征 (その 3) ダイブ・オペレーション

ダイバーたるもの 宿泊施設が貧相だろうが、食事が不味かろうが、ダイビングがよければ大概のことはアクセプトしてしまうものなのですが、今回のダイビング・オペレーションはいかに ?

 Maluku Divers には マネージャー兼任の主席ガイト のMario (ポーランド人) と ガイドの ○○ (名前をど忘れ・・・) Ony, Robert 他の ガイド補佐 (水中でのサポート役) ボート・キャプテン / クルー がいます。

 マネージャー兼任のマリオは ポーランド人ですが、レッド・シー、モルディブ、バリでの ガイド経験をもつ34歳の青年です。 ただバリでの経験は数ヶ月程度で ここアンボンとあわせても1年足らずのインドネシア経験で インドネシアの海や慣習にはまだまだ経験不測といった感はいなめません。

 ダイビング・スタッフの大半は Ambon Dive Center からの引継ぎスタッフで地元アンボン他、周辺地区の出身で猛者ぞろいってところです。

写真は左上より 時計周りにマリオ、オニー、ロバート、ベニー(ボート・クルー)の今回、海龍亭一行が特にお世話になったスタッフです。 (ボート・キャプテンのジョニーの写真がなぜかみつかりませんでした)

 結論からいうと ここの オペレーションは 口うるさい観察官の海龍の目には「可」 すなわち 「Cしか差し上げられません。
  1. まず どのようなダイビング形態を取りたいのかが明確に示されません。 日本式の船団護衛方式なのか、バディ単位なのか。 あえて言えば バディ単位 でゆるい統率下のグループをガイドが案内し、サポート・ダイバーが後方につくといった感じなのですが、これは 海龍が勝手に解釈しただけであり、Maluku Divers の ポリシーとしてどうしたいのかと言った話は一切なく、バディについても一言も触れられませんでした。
  2. ダイブ・サイトのブリーフィングが非常にプアー。 説明を受けた地形や深さと実際が全く異なることがままあり。 (この点 ガイドの○○は一番、現地の地形を知っていて説明も適切ではありました。) 言葉数が多いわりには内容がない。
  3. ダイブ・センターに ダイブ・ポイントの地図さえない。 よってこれから行くポイントがどこにあるのかさえ、良く判らない状態。 海龍亭一行は自前の地図でポイントを探しました。 こんなダイブ・センターは初めて出会いました。 なっていません。 普通ならどこかに貼ってあるでしょうが・・・
  4. ダイブ・サイトの水中マップがない。 それ自体はそれでもいいのですが、水中での地形を描くことができない。  マリオはそれなりに 地形を判っているのでしょうが、絵を描かせると全く意味不明の落書きしか描けない。 これでは 主席ガイドをはるのは辞めて欲しいものです。
  5. ダイブ・サイトの選択が不明瞭。 客のリクエストに対して現地を良く知るオペレーターがそのリクエストを拒否するのは当然あることですが、その場合には拒否する理由 (大概の場合は 天候・海洋状況が悪いか 客の力量不足)を明確に示して 了解を得るべきです。 特にアンボンあたりまで出かけてくるダイバーはそれなりの技量と好みを持っているはずです。 観光地で初心者をあいてにしているのとは訳がちがいます。 この辺を マリオ君は勘違いしているようです。

 初日のチェック・ダイブも こっちが言い出さなければパスしようとしました。 チェック・ダイブとは 海龍亭一行にとっては 各自の器材・体調チェックと オペレーター側の施設・器材・人員のレベルチェックの意味を持っています。 通常の現地ガイドが客のレベルをチェックするのとは本当は意味が逆なのです。 その内容によってガイドやスタッフを変更させたり、翌日から海龍自身が全部を仕切ることにしたりとこちら側の対応が変わるんです。
 
 で、マリオ君のガイド・ポリシーで一番まずいのは 「このダイブ・ポイントでは何を見せるべきか」が 中途半端なことです。 主席ガイドのポリシーは当然他のスタッフにも影響します。 後述しますが、今回は南海岸の各ポイントは表層から25mくらいまで 暖かいかなり汚い水塊が流れ込んでおり、時には5m以下という透明度でした。 でもそのすぐ下には30m以上の透明度の海があるのです。 しかも地形はドロップ・オフ系の斜面。 こんなところで 15m付近を1時間近く流し、我々にとっては ビアサ (普通種)の ウミウシやカクレエビをみせられても 何も面白くはありません。 たとえ半分の30分でも 深めのきれいな水域でドロップ・オフを楽しみたいのが わざわざアンボンくんだりまでノコノコとでてくるダイバーの気持ちではないでしょうか。

 メナドあたりのベテラン・ガイドは各ポイントの見せるべきものを明確に把握しています。 その上で、このポイントでは「大物魚はいませんが、マクロがすごい」とか 「××狙いですが でなければ 何もいません」とか はっきりとブリーフィングで言います。

 彼の悪い点は 本人がマクロ好きなので、すぐにマクロに逃げることです。 マクロの生物は探すべきところを探すとかならずいます。 だからガイドとしてはすごく楽なんです。(海龍自身も昔 ガイドをやっていたので良く判る) 一方 回遊魚系は 全ての条件が整っていても居ない時には居ない。 でも 判っているダイバーには それが不運で 本来ならいるであろうことが判るんですよね。 更に本人がヨーロッパ人で 主に観光客に毛が生えた程度のダイバーが多い地域での経験が多いので インド・パシフィックをよく知らない。 その為、われわれにとっては 普通種のものが彼だけが喜んでいるという状態になってしまうのです。 これは 過去にもタイのシミランでクマノミやウツボばかりを見せたがる馬鹿ガイドにであったことがありますが、客によって対応を変えられない未熟なガイドである証明です。


 いろいろと言いたい放題ですが、海龍亭ダイブ遠征チームは くそ煩い海龍観察官を筆頭に 不首尾があれば値段交渉のネタにしようと目を光らせているJenny ママ、 それに ragonest で修行中の DM 候補生達がたいがい参加しており 受け入れ側としては大変だと思います。 過去に「不可」の烙印を押し利用リストからはずした先もあるので「可」はまだ改善の余地ありということで 今後の改善を望みたいところです。




     

[2006/11/01 記]  

テーマ:ダイビング - ジャンル:スポーツ

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