海龍のつぶやき - Mumbles by the SeaDragon - (ダイビング編)

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美しい潜降

エントリーレベルの講習生の方や初心者の方から よく『潜降がうまくいかない』『潜降が苦手だ』というお話をよく聞きます。 OWの講習のときには ホワイトボートに図示したりして説明しているのですが、ここで もう一度ふれておきましょう。

ます 美しい潜降は 概ね 下図のように フィート・ファーストで体が一直線で潜降が始まり、途中で体が前傾姿勢となり 目標深度に達したときには 既に中性浮力で泳ぎだせる姿勢となっています。

  これに対して 潜降の苦手な方は概ね次りの傾向があります。
  1. そもそも BCDの空気がきちんと抜けていないので 沈まない
  2. 手足をジタバタするので 結果的に上向きに泳いでいるのと同じになり、結果的に沈まない
  3. 腰が折れてお尻から落下するように沈んでしまう
今回は 上記のうち?と?について解説してみましょう。

 このような形となってしまう原因は 重心の位置と人間の関節(特に腰と足)の動く方向に関係があり、なにも努力しないと このような姿勢になってしまうのがむしろ普通なのです。

水面にいる時から足をばたつかせている場合は別ですが、おとなしくすると体はほぼ垂直になるはずですところがフィンの先が下を向いていないと重力で沈下する力と水の抵抗を受け、腰や膝が曲がってきます。タンクをしょっているので体の重心は何もしょっていない時より少し後にありますので後ろ向きに廻る力が発生してしまいます。一度この力が発生するとほっておけば、ウエイトが一番下になる(お尻が落ちる)一番安定した位置まで一気に廻ってしまいます。

 ここで諦めて そのままにしておくと ちゃんと重力の法則のとおりに お尻から落下してくれます(笑) ところが 普通の人は コレは何か違う! 正しくない! とちゃんと理解できるので なんとかしようともがくことになります。 この状態でフィンを動かすとまず右の図のように斜め上むきの推力が発生します。 これでは潜降できるわけがありませんよね。

 だから 絶対にジタバタしてはいけないのです。 じゃあ、そのままお尻から落下しても潜降できるんだから 取り合えずはいいじゃないか・・・ と言うと そうでもないのです。

 この姿勢では 顔が上のほうに向いてしまうので 落下していく先が全くみえません。 サンゴの上に落ちて美しいサンゴを破壊するくらいなら、心の痛みで済みますが、ガンガゼの群の中に落ちようものなら目もあてられませんぞ!

 それに あまりにも ブ・ザ・マ・ でかっこ悪いことこのうえもありません。

  やることは とても簡単。体を半回転させてやればよいだけです。 手や足をバタつかせてはなりません。 あくまでも上半身を捻るようにしてやるだけです。 

  半回転した後は 「美しい潜降」と同じ姿勢になっているのであります!

  ここで注意することは 初心者の方のほとんどが極端なオーバー・ウエイトになっていることです。 その為 本来何もしなければ一気に石の様に落下していったはずなのを 暴れまわって上向き推力を発生させているので沈めなかったわけです。

 ですから ジタバタするのを止めると 本来の重力がきちんと働くので このような 体の捻りを加えている時間的余裕がないかもしれません。  潜降開始時に BCD の空気を一気に100%抜くのではなく、取り合えずは80%位抜いて様子をみるのも必要かもしれません。(但し 絶対にジタバタしない事)



  では 仕上げに「美しい潜降」の場合の 重力と体の姿勢の関係を図示しておきましょう。


 では みなさん 早く ブザマな潜降から 脱出してくださいね!














[2009/11/15 記]  

テーマ:ダイビング - ジャンル:スポーツ

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