海龍のつぶやき - Mumbles by the SeaDragon - (ダイビング編)

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火山島と魚の宝庫  クラカタウとウジュンクロン

本稿は「海龍亭別館」からの転載です。 この手の記事は 今後 こちら「海龍のつぶやき-ダイビング編」に順に集約していこうと考えています。


ジャカルタ新聞 2001年?月?日 掲載分

海龍ダイビングの楽しみ
火山島と魚の宝庫 クラカタウとウジュンクロン

  ジャワ島は西の外れ、スマトラ島との間、ご存知のスマトラ島に渡るフェリー基地のあるムラックから、少し南に下がったところに、昔から土地っ子に親しまれてきたリゾート海岸がある。  そのちょうど正面方向に見えているのがクラカタウ島(正確にはラカタブッサール島)である。

 クラカタウの大爆発という話を大概の人は一度は聞いたことがあるだろう。 一時代前の話ではあるが、大きな島が現在の四つに分割されてしまったほどの大爆発であったらしい。中央の島は、今でも煙の出ている活火山で、数年に一度の割で噴火をしている。

噴煙をあげるクラカタウ (アナック.クラカタウ島)

 ■小噴火見ながらお弁当

 当時の爆発の中心地は、今やなんと200メートルの海底となっている。ダイビングポイントは主にこの四つの島に囲まれた、元の噴火跡。島のこちら側がストーンと落ちた崖になっており、その地形が海中にまで続いている。この壁際をダイビングするのだが、海底はごつごつした火山岩で、一風変わった趣である。

  この地は何が出てくるのか分からないのが楽しみのポイントで、筆者は一度、大岩のようなハタを見かけたことがある。相棒が指を差して何か興奮しているので、その方向を見るのだが、そこには大きな岩があるだけ…えっ動いた。それが巨大ハタであったのだ。

  火山活動が活発な時期は立ち入り禁止となるが、小噴火しているのを、近くの浜にボートをつけて、お昼のお弁当を食べながら見学するのもおつなものである。





■鳥山の立つ国立公園

 
 さて、クラカタウからさらに南に下ると、ジャワ島の西側の最先端、ウジュンクロン国立公園に行き当たる。  途中からは陸路の道さえなくなり、海路しかないという徹底ぶりである。

  ここは漁は厳禁で、漁船の立ち入りも厳しく管理されていたが、経済危機で管理予算がなくなったのと、「レフォルマシ」とは何でも自由なのだという理屈で、今では大量の漁船が繰り出してきている。  以前は漁船がいなかったのだから魚の宝庫で、インドネシアのトローリングのメッカでもあった。

  鳥山が大きく立ち、海面をカツオの大群が揺らす光景などは、しょっちゅう見られたものである。  ここには中央の小島に政府系の国民宿舎のような宿泊施設があり、それがすべてである。 そこが嫌なら、スピードボートで約一時間半の、国立公園外にあるリゾートを利用するか、クルーザーヨットを持ち込んで、そこに宿泊することになる。

■運次第で超大物と遭遇

  ウジュンクロンといえばサイが生息することで有名であるが、実際のサイの目撃報告はここ数年どころか十年ぐらいないらしい。 しかし、国民宿舎前の広っぱには野生の鹿、猿が多数現れ、部屋の扉をきちんと閉めておかないと、せっかく持参したオヤツをお猿に失敬されてしまうのだ。

  筆者はこのウジュンクロンの海中で、全長2メートルはあろうかというカジキマグロに遭遇したことがある。  カジキマグロの類が水面で跳ねるシーンは釣師ならずとも、ダイバーもボート上から見ることはたまにはあるが、実際に水中でお目にかかることは1000本以上潜っているダイバーでも、そうざらにはない。 ダイビングを通常行う場所とカジキマグロが生息する場所が異なるからだ。 

  筆者の目撃は、ポイント調査のため通常より沖合いで潜り、浮上中に、5メートル前後のところで安全停止をしている時のことである。 相棒が目をかーっと見開いて筆者の後ろを興奮して指差す。 何ごとかと振り向くと筆者の目の前1メートルもない距離をカジキマグロが悠然と泳いでいく。 まさにその様は、映画でみるミサイル原潜。 あまりの興奮で、写真を撮るのも忘れて見とれていた。多分、10秒ぐらいの出来事だったのであろうが、感覚的には1分以上にも感じた。  水面に浮上するとほぼ同時に、5メートルと離れていない場所に、同行の米国人のインストラクター組も浮上した。  でも、彼らはこのカジキマグロを見ていなかった。 筆者自身も、相棒が気がつかなければ、まったく気がつかなかったであろう。 

超大物との遭遇っていうのはまさに「運」なのである。

 






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[2009/11/13 記]  

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