海龍のつぶやき - Mumbles by the SeaDragon - (ダイビング編)

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「飽和潜水」で日本新450メートル


 サンケイ新聞の ニュースWeb イザ に 2008年6月11日付けで 下記のような記事がありました。 そのうち 消えてしまう可能性があるので ここに無断転載してしまいます。

 一般のレジャー・ダイバーが行う『減圧不要潜水』 の対極にあるのが『減圧潜水』。 その減圧潜水の効率を最大限に高めたのが 下記の『飽和潜水』です。 この手の記事が 一般人の目に触れることは少ないと思いますが、減圧に20日間もかけているところに注目してください。



「飽和潜水」で日本新450メートル 

海自の潜水艦救難艦「ちはや」潜水隊員


 海上自衛隊は10日、潜水艦救難艦「ちはや」の潜水隊員が450メートルの海底で約1時間活動する訓練で、「飽和潜水」の日本記録を達成したことを明らかにした。

450メートルの深海で作業する海自隊員

 訓練は、潜水艦が海中で事故を起こした際に潜水隊員が海中で行う救難活動を想定した。

 深海での潜水作業では高圧が身体にかかり、身体組織に窒素が溶け込むため、減圧(浮上)には時間をかけないと、生命に危険を及ぼす。加圧、減圧を行いながら、呼吸にヘリウム酸素を使う「飽和潜水*」が深海での作業では欠かせないという。


 潜水隊員は、「ちはや」艦上の特殊な閉鎖されたカプセル内で加圧を5月17日から開始。豊後水道の海底450メートルに相当する46気圧に隊員の体を順応させてから、水中昇降室で海底に向かった。  同月21日、水深450メートルで隊員2人が海中に出て、約1時間作業を行った。

 その後、隊員は「ちはや」で約20日かけて減圧しながら呉に帰港。 10日、25日ぶりに外気を吸い、赤星慶治海幕長ら海自幹部の出迎えを受けた。

10日、450メートルの海底で作業成功を記念して赤星慶治海幕長(前列中央)ら幹部と並ぶ潜水艦救難艦ちはや関係者0日、潜水艦救難艦ちはや艦内で450メートルの飽和潜水に成功した隊員を激励する赤星慶治海幕長(右)

 日本ではこれまで、海自の潜水艦救難母艦「ちよだ」の隊員による300メートルが飽和潜水の記録だったが、今回はそれを破る日本記録となった。 世界的には、記録が明らかになっている限りではフランスが官民共同で到達した534メートルに次ぐ記録となった。



http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/politics/152079/

上記本文中の 太字、傍線は海龍によるものです。

*1 飽和潜水
 
飽和潜水とは、潜水中に人体に吸収される不活性ガス(窒素・ヘリウム等)が、やがては飽和状態に達することを利用した方法で、いったん飽和状態に達すれば、その後何日潜っていようと減圧時間は同一でよくなり、 減圧は一回だけですみます。

つまり、長時間水中にいればいるほど、潜水時間に対する減圧時間の相対割合が小さくなり、潜水効率は高くなり、減圧も一回だけなので、減圧病にかかる機会も少なくなるという利点もあります。 このことから、深海での長時間の作業が必要になる場合に軍事・商業ベースの潜水作業で利用されています。


 飽和潜水の実用例として、1988年におきた海上自衛隊の潜水艦「なだしお」と遊漁船「第一富士丸」の衝突沈没事故時の救難活動があげられます。 この時は 海上自衛隊側が当事者であったこともあり、当時の海上自衛隊が飽和潜水員は27名を含む、当時の保持する総勢に近い156名に及ぶ潜水隊員(海保の特別救難部隊も参加)が捜索に加わりました。 詳細に興味のある人はこちらの外部リンクを参照ください。


 また 飽和潜水を継続して研究の一環として実施している海上自衛隊潜水医学実験隊に関する 自衛隊ルポ より深く より長く 茫洋たる海底に挑め  も見つけましたので こちらも参照してください。

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[2008/06/18 記]  

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